世の中のすべてのバイクに乗ることができるようになるライセンス
それが大型自動二輪免許です.
しかも,大型自動二輪免許は普通自動二輪免許を取らずともいきなり取得できます.
私もいきなり大型自動二輪免許に挑戦しました.
この記事を読んでいるあなたは
「いきなり大型取るのって難しくないの?」
そう思っているのではないでしょうか. 一般的には普通二輪を取得してから大型にチャレンジすることが多いようですが...
結論,練習は必要ですが慣れれば簡単です.自転車と同じです.原付に乗ったことがなかった私でも,補講も再試験もなく免許取得できたんですから,練習すれば難なく乗れるようになります.
それでは,普通二輪教習と大型二輪教習の違いについて見ていきましょう.
教習にかかる時間や費用
「いきなり大型二輪を受ける」コースと「普通二輪を取ってから大型二輪を受ける」コースで費用はほとんど変わりません.少なくとも私の通っていた教習所はそうでした.
ただし普通二輪から大型二輪を取る場合,入学金や適性検査費用などを2回払うことになるので,その分費用がかかるでしょう.しかし,教習所によっては連続教習割引のような特典があるところもあるのでぜひ調べてみてください.
講習時間について「学科教習」はどちらのコースでも変わりません.普通免許(車の免許)などを持っている方は「学科教習 」は1時間だけになります.
「技能教習」はいきなり大型二輪を取る場合,31時間.
普通二輪を取得してから大型を取る場合,17時間+12時間となります.
合計で見ると,どちらの場合でもほぼ同じだけ「技能教習」を受けることになります.
しかし「普通二輪を取得してから大型を取る場合」,12時間しか大型バイクの教習はできませんが,「いきなり大型二輪を取る場合」は最初の数時間しか中型バイクに乗らないので残りの27時間くらいは大型バイクに乗って教習をすることができます.
教習にかかる費用・時間をまとめると以下のようになります.
費用(円) | 学科(時間) | 技能(時間) | |
大型二輪 | 210,000 | 1 | 31 |
普通二輪+大型二輪 | 100,000+100,000 | 1 | 17+12 |
ここに書いている数字はあくまで参考です.正確に知りたい方は通う予定の教習所HPで確認してください.
中型バイクと大型バイクの比較(教習車)
二輪免許教習で主に使用されるのは次の2台です.
・CB400SF 教習車仕様(普通二輪教習)

・NC750L(大型二輪教習)

2台のスペックを比較すると以下のようになります.
CB400SF | NC750L | |
全長×全幅×全高(mm) | 2,131×750×1,085 | 2,190×775×1,120 |
シート高(mm) | 750 | 770 |
車両重量(kg) | 207 | 228 |
総排気量 (cm3) | 399 | 745 |
シート高・車両重量ともにそこまで大きく変わりません.排気量は倍くらい違いますが,教習車ということもありパワーは抑えた設定になっているので問題なく扱えると思います.
普通自動二輪免許?大型自動二輪免許?どっちから取るべきか
ここまで普通二輪と大型二輪の教習について比較してきましたが,どちらからとっても費用も教習時間も変わりません.絶対に大型バイクには乗らないという人以外は,入所式や入所の手続きが1回で済みますし,いずれは大型に乗ってみたいという感情が湧いてくると思うので「いきなり大型」取ったほうがいいと思います.
それでも迷っている人.そんなあなたに質問します.
****************************
今一番乗りたいと思っているバイクは何ですか?
****************************
結論,そのバイクに乗れる免許を取りましょう.
そのバイクが400cc以下なら普通免許を取ればいいと思いますし,それ以上ならいきなり大型を取るべきです.
最後まで読んでいただきありがとうございました.
それでは,また.